戦時食糧政策と生理学、栄養学の実験
内容紹介
19世紀ヨーロッパで飛躍的に進んだ生理学、栄養学、動物栄養学が工業化・都市化により変貌した食生活や世界大戦中の食糧不足、農業生産の減退に出した処方箋をドイツ、イギリス、デンマークを対象に分析する。
目次
序 章 本書の課題と分析視覚
第1章 19世紀ヨーロッパにおける生理学、栄養学の発展―フォイトの標準値の成立―
第2章 19世紀後半ヨーロッパにおける高度畜産加工農業の成立と食生活の変化―フォイトの標準値への懐疑―
第3章 第一次世界大戦と戦時食糧政策の意味転換
第4章 第一次世界大戦におけるドイツ、イギリスの戦時食糧・農業政策
第5章 第一次世界大戦における食糧供給と生理学、栄養学の原理的転換
結 論