近代中国の石油産業

近代中国の石油産業

自給への道

  • 著者:萩原充
  • 定価:6,270 円
  • ISBN:978-4-8188-2624-3
  • 判型:A5判
  • 頁:320頁
  • 刊行:2023年02月
  • ジャンル:産業経済

内容紹介

変動する近代の中国で、外資企業との攻防を背景に、急速な需要増加に対応していく石油産業の歴史を描き出す。百年間の「自給化への道」はなにを達成し、どこに限界があったのか。

目次

序章 中国石油産業史研究の現状と課題
第1章 中国の石油埋蔵と油田生産
第2章 石油輸入をめぐる諸側面
第3章 土製煤油業の勃興
第4章 外国石油資本と現地政権
第5章  ある民族系石油資本の「挑戦」―光華火油公司の盛衰史―
第6章 政府による自給政策
第7章 玉門油田の生産と供給
第8章 日中戦争期における人造石油生産
第9章 戦後の石油政策と外国資本
第10章 上海製油所計画―はたして建設されたのか?―
第11章 中国石油公司の経営実態
第12章 1950年代における石油産業の展開
終章 中国石油産業の特殊性