ジョン・ローの虚像と実像
18世紀経済思想の再検討
内容紹介
誤解と偏見に満ちたローの生涯と経済思想を、新たな研究成果をふまえつつ整理分析し、経済学説史上の意義を明らかにするとともに、18世紀経済学説史上の空白を埋める力作。
目次
序章 課題と視角
第1章 ジョン・ローの生涯
第2章 ジョン・ローの経済学説
――マクロ経済分析の展開と限界
第3章 ジョン・ロー学説のその後
――カンティヨン、ケネー、テュルゴーを中心にして
第4章 ジョン・ローの貨幣論研究
――ワッサーマン/ビーチ論文を中心にして
第5章 ジョン・ローのマクロ経済分析研究
――イーグリーの所説を中心にして
第6章 ジョン・ローの銀行・信用論研究
――カンティヨンのロー批判とそのインプリケーション
終章 ジョン・ローゆかりのパリの通りを歩く