群馬・産業遺産の諸相

高崎経済大学産業研叢書

群馬・産業遺産の諸相

内容紹介

群馬における鉱工業や絹産業の歴史を振り返りながら、産業遺産をめぐる今後の活用方法や課題・将来展望を考察する。富岡製糸場の世界遺産登録を目指す動きにも言及。

目次

第1章 産業考古学における産業遺産研究
1 わが国における産業考古学の研究系譜と問題点 (青木栄一)
2 鉄道の発達からみた群馬の産業史とそ遺産の点描 (大島登志彦)

第2章 群馬県における鉱工業の展開とその遺産
1 日本の近代化における中小坂鉄山の意義と遺産の概要 (原田 喬)
2 吾妻郡の鉱山と閉山後の現況 (下谷昌幸)
3 高崎亜炭鉱業の歴史と産業遺産 (高階勇輔)
4 群馬県の重化学工業化と浅野財閥・理研コンツェルン(小池重喜)

第3章 富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産化とその課題
1 富岡製糸場の保存とその活性化に向けた街づくりにみる諸問題 ( 桑島 裕)
2 市民の支援と産業遺産の関わり (山崎益吉)
3 養蚕・製糸業を支えた風穴の分布とその意義(原田 喬)
4 碓氷峠鉄道施設の保存と活用(西野寿章)

第4章 群馬県の伝統産業と生活文化
1 群馬県方言における〈養蚕空間〉を表す語彙 (新井小枝子)
2 鐘紡の労務管理と新町紡績所の終末期の操業形態 (久宗周二)
3 暮らしを支える民俗遺産(千葉 貢)
4 下仁田森林鉄道の形成と住民の利用形態 (中牧 崇)

第5章 地域産業の展開とその歴史的評価
1 近代化産業遺産保存の将来と活性化の課題(武井 昭)
2 群馬県における蒟蒻精粉業の史的展開  (岸田孝弥)