働くことを通して考える共生社会

大妻ブックレット 5

働くことを通して考える共生社会

  • 著者:村木厚子
  • 定価:1,430 円
  • ISBN:978-4-8188-2594-9
  • 判型:A5判
  • 頁:93頁
  • 刊行:2021年08月
  • ジャンル:社会一般人文・社会

内容紹介

女性が働き成長すること。誰もがいきいきと暮らせる共生社会の実現すること。長年、厚生労働省で働き事務次官になった著者が、いま自身の経験から学生に伝えたいこと。

目次

はじめに──これから社会に出る皆さんへ 

第一章 女性が働き、成長するということ
   仕事がわたしを育ててくれた
   自分で生きていくための公務員
   昇進のオファーは受けなさい
   先輩や仲間のネットワークに支えられる
   「女は使いにくい」から「男でも女でもいいから優秀な職員を」へ

第二章 仕事と子育ての両立
   子どもに申し訳ないと思うな 
   郵便不正事件で得た「二つの支え」 
   ハンディがある人も支える側に 
   日本企業のトップには女性が少ない 
   アメリカでも女性は昇進したがらない⁉ 
   仕事で一番面白いのは課長、次は局長 

第三章 共生社会の実現に向けて
   コロナ禍の中、全員が当事者というチャンス 
   人生は長く何度でもやり直せる 
   違いを認めあい生きる 
   異なる人と接する最良の方法は「慣れ」 

第四章 障害のある人が働くということ
   誰もが力を発揮できる環境を整える 
   「アメリカで障害者になってよかった」という声 
   社会が変われば障害者の社会参加は大きく変わる 
   障害者雇用率は〝宿題〞のようなもの 
   就労移行支援事業と就労継続支援をつくる
   障害者基本法の改正 
   農業と福祉が合体するとどうなるか 
   「生まれた町で働いて生きていく」 
   障害者が会社や社会を変える力になっていく
   働く人を増やすこと 
   異なるものとつながる力が足りない日本 
   働くことを通じた「共生社会づくり」に必要なこと 

第五章 「現場第一」はどこから生まれたのか
   現場の実践から新しいものが生まれる 
   公務員は一流でなくていい 
   異なるもの同士の混ざりあい 
   風土は風の人と土の人がつくる 

あとがき