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生活を支える社会のしくみを考える

生活を支える社会のしくみを考える

現代日本のナショナル・ミニマム保障

  • 著者:門野圭司編著
  • 定価:本体3800円+税
  • ISBN:978-4-8188-2517-8
  • 判型:A5判
  • 頁:240頁
  • 刊行:2019年02月
  • ジャンル:経済学経済

内容紹介

憲法にいう健康で文化的な生活が、どのような理念やしくみに基づいて保障されているのかを多角的に解明する作業を通じて「日本型ナショナル・ミニマム」の全体像に迫る。

目次

序章 なぜいま日本においてナショナル・ミニマムを論じるのか……………………………… 門野圭司 
一 ナショナル・ミニマムの狭義と広義 
二 地域間格差の是正とナショナル・ミニマム 
三 日本における福祉国家財政研究との連続性 
四 本書の概要 
第一章 最低生活保障政策としての最低賃金 …………………………………………………… 村上英吾 
一 最低賃金をめぐる研究動向
二 日本における最低賃金の動向
三 最低賃金と最低生活費
四 おわりに
第二章 財政構造改革期における最低生活保障の再編過程 …………………………………… 松本一郎
―小泉政権期の生活保護基準改定を中心として―
一 課題の設定
二 小泉政権の初期条件と社会保障関係費削減目標
三 生活保護改革をめぐる三つのアクター
四 トップダウン強化の中での生活保護改革枠組みの形成
五 生活保護改革の進行
六 生活保護基準の専門的検証
七 財政とナショナル・ミニマム保障の相克の中での生活保護基準設定の限界
八 おわりに
第三章 離島における地域医療の提供とナショナル・ミニマム保障 ………………………… 関 耕平 
―公立久米島病院の事例を中心に―
一 課題と概要
二 条件不利地域における地域医療の提供体制と自治体病院
三 離島における自治体病院運営の分析―公立久米島病院を事例に―
四 離島における医療提供体制の確保と自治体病院維持のための行財政構造
五 ナショナル・ミニマム保障のための行財政構造をめぐって―分離型か融合型か―
六 まとめに代えて
第四章 ナショナル・ミニマム概念と地方交付税制度 ………………………………………… 金目哲郎 
一 地方交付税制度の枠組みにおけるナショナル・ミニマム
二 地方交付税制度の基本的性質
三 ナショナル・ミニマム概念からの検討
四 算定事例からの検討
五 算定要素から捉えるナショナル・ミニマム概念の包括性
第五章 水道事業とナショナル・ミニマム ……………………………………………………… 清水雅貴 
―整備から維持への転換期における簡易水道事業の分析―
一 課題と分析視角
二 水道事業における「量」の確保から見たナショナル・ミニマムの達成
三 水道事業における財政運営状況
四 我が国の簡易水道事業をめぐる状況
五 市町村合併と簡易水道事業の統合・経営戦略の策定
六 北海道むかわ町(旧穂別町)における市町村合併と簡易水道事業統合について
七 おわりに
第六章 公共交通政策とナショナル・ミニマム ………………………………………………… 其田茂樹 
一 公共交通政策におけるナショナル・ミニマム
二 交通政策基本法の制定過程とナショナル・ミニマム
三 公共交通をめぐる財政支援の現状
四 むすびに代えて
第七章 森林政策におけるナショナル・ミニマムの変遷………………………………………… 石崎涼子 
一 森林・林業政策をみる視点
二 森林に対する政策理念の変遷
三 森林・林業政策の展開過程と財政
四 森林政策におけるナショナル・ミニマムの変遷が語ること
補章 周辺地域におけるナショナル・ミニマムとローカル・ミニマム ……………………… 李玟静 
―韓国・忠清南道(チュンチョンナムド)における火力発電所立地地域の事例を手がかりに―
一 課題
二 予備的考察
三 事例分析――「電力生産基地」忠南および発電所立地地域の問題
四 おわりに
終章 完全雇用体制の復活に向けて ……………………………………………………………… 岡本英男 
―完全雇用論の原点・ベヴァリッジから学ぶ―
一 完全雇用論の原点としてのベヴァリッジ『自由社会における完全雇用』
二 ベヴァリッジ完全雇用論の歴史的意義
むすびに代えて

 あとがき
 索引