歴史家 服部之總
日記・書翰・回想で辿る軌跡
内容紹介
戦後の歴史学は多くの研究者を生み出したが、依然、歴史学は服部の掌の中に蠢いているのではないか。松尾が生命燃やして格闘した服部への思慕と悔恨。怪物的歴史学者・服部之總の情念を解体。
目次
序 いま服部之總から学ぶこと
第1部 生い立ちから戦前期までの服部之總
1 生家
2 木田村尋常小学校・県立浜田中学校時代
3 旧制第三高等学校時代
4 東京帝国大学時代
5 結婚と再婚そして労農党政治部員時代
6 佐野の歴史家時代
7 花王石?株式会社(長瀬商会)時代
第2部 戦後史のなかの服部之總
1 敗戦直後
2 鎌倉大学校(鎌倉アカデミア)
3 闘病と執筆活動を支えた奈良本辰也との友情
4 日本近代史研究会代表時代
5 アメリカ占領下の服部之總
6 法政大学教授時代
7 入院と退院直後-早すぎた死、没後のこと
服部之總年譜・著作目録
あとがき