それからの琉球王国(上)

沖縄史を読み解く 5

それからの琉球王国(上)

日本の戦国・織豊期と琉球中世後期

  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,960 円
  • ISBN:978-4-8188-2440-9
  • 判型:四六判
  • 頁:392頁
  • 刊行:2016年09月
  • ジャンル:歴史人文・社会

内容紹介

15-16世紀、アジアにヨーロッパ勢力が入ってくる。戦国時代の日本は戦闘の中で大きく変化し、日本と沖縄の「差異」が顕著となる。

目次

はじめに

第一章 戦国時代の日本(一五世紀後半)
 第一節 戦国時代の諸相とその歴史的意義
 第二節 村と町、貨幣と商業
 第三節 九州・朝鮮と琉球
 第四節 「交易の時代」に入る東南アジア

第二章 琉球の“大交易時代”の実相
 第一節 未熟な政権―「第一尚氏」
 第二節 「第一尚氏」から「第二尚氏」へ
 第三節 王国成立後の対外交易
 第四節 室町幕府との通交
 第五節 『海東諸国紀』に描かれた琉球
 第六節 朝鮮人漂流記にみる琉球の社会
 第七節 「レキオス」とは琉球のことか

第三章 「世界史」の成立と戦国時代の日本(一六世紀前半)
 第一節 ヨーロッパ勢力のアジア進出
 第二節 「交易の時代」の東南アジア
 第三節 「東アジア世界」の明・朝鮮、そして日本
 第四節 「後期倭寇」と「倭寇的状況」
 第五節 「画期」としての一六世紀
 第六節 一六世紀前半の日本
 第七節 戦国時代の九州