民主党政権の挑戦と挫折

民主党政権の挑戦と挫折

その経験から何を学ぶか

  • 著者:伊藤光利・宮本太郎編
  • 定価:3,300 円
  • ISBN:978-4-8188-2339-6
  • 判型:A5判
  • 頁:230頁
  • 刊行:2014年08月
  • ジャンル:社会・政治人文・社会

内容紹介

自民党一党優位性を覆し多くの国民の支持を得ながらも、民主党はなぜ失敗したのか。構造・理念・政策・言説・主体・戦略の相互作用の視角から検証。

目次

第1章 民主党のマニフェストと政権運営 伊藤光利 
はじめに 
1 民主党政権の挑戦と挫折 
2 民主党政権の分析枠組み 
3 民主党のマニフェスト(1):政策 
4 民主党のマニフェスト(2):政権構成 
5 鳩山内閣 
6 菅内閣 
7 野田内閣 
8 失敗の原因 
おわりに 
第2章 民主党政権下における雇用・福祉レジーム転換の模索
三浦まり・宮本太郎 
はじめに 
1 レジーム転換はどこまで構想されたか 
2 民主党政権の雇用・社会保障政策 
3 子ども・子育て支援政策 
おわりに 
第3章 「地域主権」改革 北村 亘 
はじめに 
1 理論的検討 
2 「地域主権」改革の展開 
おわりに 
第4章 民主党政権における予算編成・税制改正──民主党の「与党化」と「自民党化」── 上川龍之進 
はじめに 
1 自民党政権における予算編成・税制改正 
2 鳩山内閣における予算編成・税制改正 
3 菅内閣における予算編成・税制改正 
4 野田内閣における予算編成・税制改正 
5 民主党の「与党化」と「自民党化」:まとめと教訓 
おわりに 
第5章 民主党政権下における連合──政策活動と社会的労働運動の分断を乗り越えて── 三浦まり 
はじめに 
1 要求から協議へ 
2 政策実現 180
3 社会的連帯基盤の形成に向けて 
おわりに 
第6章 対立軸の変容とリベラル政治の可能性──福祉政治を軸に── 宮本太郎
はじめに──消極的な一極化── 
1 福祉政治の新しい対立軸 
2 リベラリズムの可能性 
おわりに──政治対抗の再生は可能か── 

索 引