経済地理学の成果と課題 第Ⅶ集

経済地理学の成果と課題 第Ⅶ集

  • 著者:経済地理学会編
  • 定価:本体3400円+税
  • ISBN:978-4-8188-2096-8
  • 判型:A5判
  • 頁:400頁
  • 刊行:2010年03月
  • ジャンル:経済学経済
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内容紹介

ローカル/リージョナルな世界に焦点をあてつつも国を超える広がりを持つ経済空間の問題までを扱う経済地理学が21世紀初頭に生み出した約1800編の研究成果を展望。

目次

目 次
刊行にあたって
第1章 経済地理学の方法
第1節 経済地理学の方法論
1.経済地理学の「知的空間」とアイデンティティ
2.方法論的著書の刊行
3.産業集積論の活況
4.グローバル化に関わる経済地理学
5.転換期を迎えた地域構造論
第2節 経済地理学と数理モデル
第2章 地域問題と政策・運動
第1節 資源・環境・循環型社会
1.経済地理学における災害論の動向
2.初学者向け(大学初年度向け)の(経済)地理学における「資源・エネルギー・環境問題」の取りあげ方
3.「地球温暖化問題」と「地域の問題としての環境問題」
4.地域政策と環境政策
5.その他の課題
第2節 地域政策・地域開発・地域振興
1.「地域政策」と「地域の政策」
2.地域開発と地域振興
3.地域政策論・地域開発論・地域振興論と経済地理学
第3章 農林水産業と食料
第1節 生産をめぐる状況変化と産地の対応
1.農政の変化と農業地域の変動
2.グローバル化の進行と日本の農業・食料問題
3.品質・ブランド・食文化
4.環境への意識の高まり
5.食料・農業地理学の方向性
第2節 市場と流通(フードシステム)
1.フードシステム論の視点
2.当該分野の成果
3.当該分野の課題
第3節 林業・水産業
1.林 業
2.漁業・水産業の動向
第4章 製造業
第1節 産業集積論の展開
1.産業集積論への注目とその背景
2.輸送費―ウェーバーの系譜
3.クラスター論
4.分業とイノベーティブ・ミリュー―マーシャルの系譜
5.社会ネットワークとソーシャル・キャピタル
6.地域的イノベーション論とイノベーションの地理
7.総括と課題
第2節 工業のグローバル化と大企業の立地
1.企業の立地行動
2.多国籍企業の立地展開
3.国内産業の再編
4.総括と課題
第3節 中小企業と地域経済・地場産業
1.大都市圏中小企業
2.地方圏中小企業
3.地場産業
4.今後の課題

第5章 サービス産業
第1節 商 業
1.流通空間の再構築と中心市街地空洞化問題
2.流通システムの再編成と店舗立地の変容
3.小売業の空間構造とまちづくり三法の有効性
4.海外における小売業の地域政策と小売企業の海外進出
5.流通地理学における今後の課題
第2節 事業所サービス業
1.情報サービス業に関する研究
2.他の事業所サービス業に関する研究
3.海外の事業所サービス業に関する研究
4.研究の方向性への模索に関わる研究
第3節 交通・物流・ロジスティクス
1.都市圏交通と交通政策
2.地域交通の諸問題
3.倉庫の地理学的研究
4.業態別に見た物流システム
5.貨物流動と国際物流
6.ジャスト・イン・タイムに関する諸研究
7.物流とGIS
8.ロジスティクス論と今後の経済地理学の課題
第4節 観光・ツーリズム
1.観光産業への期待
2.観光開発とその諸問題
3.ツーリズムのグローバリゼーション
4.ツーリズム・観光研究の課題
第5節 文化産業
1.文化産業研究の対象
2.英語圏における文化産業研究
3.日本における文化産業研究
4.文化産業研究の発展の方向性
第6章 人口と居住
第1節 人口・雇用
1.全国スケールでの人口移動研究
2.大都市圏をめぐる人口と雇用
3.若年不安定就労問題と雇用形態・働き方の多様化
4.少子高齢化の下での人口地理学
5.雇用の経済地理学の革新に向けて
第2節 地域福祉
1.福祉サービスの地域格差と供給体制
2.福祉社会の形成と地域住民の参加
3.住宅困窮者の居住福祉
4.今後の課題―医療供給と障害者福祉
第3節 都市論
1.都市地理学の視点
2.都市圏研究
3.社会地理学的視点
4.都市政策への貢献
第4節 農山漁村
1.地域経済および行財政の再編問題
2.高齢者の生活問題
3.都市と農村の交流と地域づくり論
4.地域資源管理とその主体形成問題
5.農山漁村論研究の課題
第7章 海外地域研究
第1節 東アジア
第2節 東南アジア
1.ボーダーレス化に関連する研究
2.ローカルな地域社会に関する研究
3.地域統合
4.経済地理学の方法論
第3節 南アジア
第4節 中 東
第5節 サブサハラ・アフリカ
1.アフリカの経済的動向の概観
2.アフリカの経済地理(人文地理)研究
第6節 ヨーロッパ
第7節 ロシアとその近隣諸国
第8節 北 米
1.総論的・地誌的研究
2.第一次産業
3.第二次・第三次産業
4.経済の国際化と北米地域
5.地域社会との関連
第9節 中南米
第10節 オセアニア
第8章 日本の諸地域
第1節 北海道
1.グローバル化の中の北海道経済
2.札幌市への一極集中
第2節 東 北
1.東北地方の位置づけ
2.都市の変化とまちづくり
3.製造業の行き詰まりと新たな展開
4.農林水産地域の取り組み
5.地域振興
第3節 北関東・甲信越
第4節 東京および南関東
1.人口の「都心回帰」
2.郊外居住の変容
3.東京の産業と労働
4.変容する東京のオフィス立地
5.東京大都市圏研究の経済地理学的課題
第5節 北 陸
1.「食の空洞化」と地産地消・食育の芽生え
2.蓄積された技術を活かした「ものづくり」の新展開
3.「脱・クルマ社会」「脱・製造業」に向けた取り組みの活発化
4.「平成の大合併」と経済地理学の課題
第6節 東 海
1.活発な経済活動が注目された東海地方
2.東海地方を特徴づける製造業
3.中心性を高める名古屋市と空洞化する地方都市再生への取り組み
4.東海地域システムの検討に向けて
第7節 近 畿
1.大都市圏構造及び中心市の実態とその再生に関する研究
2.産業集積地域の実態と再生に関する研究
3.京阪神3都市を中心に都市地理学との接点にある研究
4.近畿周辺部に関する研究
第8節 中国・四国
第9節 九 州
1.リーディング・インダストリー―半導体産業・自動車産業
2.工業都市―北九州市・大分市
3.地場産業―家具・い草・焼酎
4.環境産業・環境政策・エコタウン事業
5.観光動向
6.都市構造―福岡市の動向を中心に
7.農山漁村・離島
第10節 沖 縄
1.沖縄の農業と漁業
2.観光産業
3.人口移動
4.都市と村落
5.景観と土地利用
第9章 特 論
第1節 企業行動と経済地理
1.都市システムと企業の経営組織
2.企業戦略と立地行動
3.連鎖論と企業行動
4.企業行動と地域の諸主体
第2節 近現代を扱う歴史経済地理
1.「近現代を扱う歴史経済地理」とは?
2.産業史的概観
3.近代化過程における社会経済空間の生産・再編
4.成果そして課題
第3節 地理教育と経済地理
1. 1998・1999年度版学習指導要領の実施と課題
2.カリキュラム研究などの地理教育に関わる学会活動
3.多様な教育実践の展開
4.新しい地理教育
文献一覧
編集後記