死刑囚島秋人
獄窓の歌人の生と死
内容紹介
拘置所の中で、ただ一度ほめられた恩師に手紙を送ったことをきっかけに、短歌に目ざめ、「人間」を取り戻していく全過程を、心を通わせた人々との交流を交えて克明に描く。
目次
第1章 在り続ける人
第2章 島秋人の犯罪
第3章 時代という奔流
第4章 無償の愛
第5章 獄窓歌人の誕生
第6章 『遺愛集』の成立
第7章 いのちを愛する
第8章 四人ともう一人の女性たち
第9章 秋人の愛と性
第10章 生死の一大事
終 章 島秋人の遺したもの